ジョリパット塗替え 埼玉県川口市

今回は埼玉県川口市にて当社で手がけたジョリパットの塗替え事例をご紹介します。

まずジョリパット塗材を採用しているお宅は車で街中を探してもそう多くは存在しません。
ただ20年くらい前からクラックの問題でアレルギー反応を起こしやすいユーザーに対して、クラック防止の措置を施してデザイン性のあるジョリパット仕上げを採用しているビルダー様も一定数存在しています。

そこで今回、当社でもこれまでジョリパットの「コテ仕上げ」や「校倉」や「スタッコ調」や「ゆず肌調」の仕上げなどの新規施工をはじめ、リフォームによる塗替えを行ってきました。
ジョリパットは他のアクリルやウレタン、シリコンなどの仕上げとは少し扱いが異なり、施工にはある程度専門の熟練した技術が必要になります。そのため、ジョリパットの性質をきちんと理解している職人が施工する必要があるのは当然のことですが、そこに第三者の確認や検査も必須だと考えます。

さて前置きはこのくらいにして、今回はジョリパットスタッコ吹き付け仕上げの外壁をジョリパットフレッシュによって塗り替えた事例をご紹介します。

今回の外部修繕項目は下記の通りです。
①外壁の塗替え
②ウッドデッキ改修
③木製サッシ塗装
④木製破風の板金施工
⑤アプローチタイル改修
以上の5つの項目が外部の主な改修項目となります。

既存の外壁
塗替え前外観
パッと見た目はまだキレイなのですが、築14年ですからよく見ると塗膜はかなり痛んでいます。

外部足場
外部足場
さぁ、今回はウッドデッキを先に撤去してから足場を組んで塗装開始します。

外壁塗装下塗り・中塗り
中塗・上塗
この工程をシーラー(下塗り)施工後に2度繰り返して仕上げます。

木製サッシ塗装
木製サッシ
木製サッシはキシラデコールかオスモで仕上げます。
今回はオスモを選定しました。
木製サッシは部位によって痛み具合が異なり、どうしても3階部分の風当たりが強い部位の痛みがひどくなり、今回も痛みの激しいサッシは3回、4回、場合によっては5回と塗り重ねて仕上げました。

ウッドデッキ改修
改修前デッキ
改修前は見た目ではまったく想像できないほど傷んでいました。
土台には既に貫通するほどの穴が開いており、床のスノコは部分的に踏む抜けそうなほど腐食していて、手摺はブラブラしているとても危険な状態でした。

塗替え後の外観
塗替え後① 塗替え後②
色は新築時のものがお客様のお気に入りでしたので、新築時とまったく同じ品番を採用しました。
新築時の輝きを取り戻し、塗り重ねたことによって耐久性が向上しています。

ウッドデッキ
改修後外観①
改修後デッキ②
既存のウッドデッキを解体撤去処分して奥行きを変えて新たにつくり直しました。
今までよりもゆったりとお使い頂けます。
デッキ塗装
勿論、ウッドデッキ材は施工前に二度塗りし、組立時にも切断部分を塗りながら施工します。

中庭のウッドデッキ
改修後デッキ③
中庭にあったウッドデッキは、スノコをすべて交換し、手摺の一部など再利用できるものは再利用してグラグラと不安定で乗ることが出来なかったデッキが再び安心してご利用頂ける様になりました。

当社では建物全体的に理解している施工管理技士が細部にわたって施工に携わります。
実は塗装工事ほど施工による差がわかり難いものはありません。
何故なら、塗ってしまえばしばらくはきれいだからわからないのです。
しかし中には数年で接着不足で剥離してしまったり、施工工程の省略による早期の劣化が生じたりという事象が生じている建物があります。
職人の中でも比較的容易で早期に独立できる塗装職人の施工品質に大きなバラツキがあるからこそ、「確かな職人」を「適切に管理」できる会社であり続けなければならないと考えています。