今回は埼玉県川口市にて当社で行った外壁塗装の事例をご紹介致します。
現場はジョリパット吹付け仕上げの下地にジョリパットフレッシュで塗替えしたものです。
本件は既存の外壁カラーと同じ色での塗替えをご希望されていたので、画像ではあまり美しさの伝達が薄れてしまうかも知れませんが、作業工程やポイントは押さえられると思います。
まずは作業に先立って点検等を行い、必要な修繕箇所と修繕内容を決定します。
そしてその作業計画と見積りを作成提出し、契約してご近所への挨拶廻りを行い、予め決めたスケジュールで作業に着手していきます。
塗装前の建物
既存ウッドデッキの撤去
まず既存の損傷の激しいウッドデッキを撤去し、建物本体の塗装をしやすくします。
外部作業足場
そして外部足場を組み、ここから本格的に塗装作業の準備を進めていきます。
まずは外壁洗浄を行い、養生に入ります。
養生
この養生は、窓廻りや屋根、玄関ポーチのタイルや敷地周辺など、塗装の際の塗料が付かないように行います。
養生後は、下塗りのシーラーを塗っていきますが、シーラーという下塗り材は、作業ペースや天候等を考慮して、その下塗りを施した翌日に中塗りを施工できるように設定します。
そしていよいよ中塗り作業に入りますが、その前にサッシ廻りなどローラーだと塗料が入り込まない箇所を先行して刷毛で塗料を塗っていきます。
このように一般にはダメ込みと呼びますが、満遍なく綺麗に塗料が行き渡るようにします。
そしていよいよ中塗りです
このように同じ色なので、特に上塗りは色の区別が難しく、注意して慎重に確実に全体的に2度塗り出来るようにムラなく塗っていきます。
部分的に足場の段を目安にしてラインを入れながら塗り残さないように工夫します。
上塗りが終わったらたいていはその日のうちに養生を撤去していきます。
塗替え前は雨染みがあったデッキ部も
このように綺麗になりました。
また、ウッドデッキは古くなり危険なスノコを交換し、構造を補強します。
建築設計も業務としているから根拠のある計画をご提案できます。
養生を撤去しながら塗り残しや塗り忘れなどの確認を行っていきます。
また、屋根には木材の破風が使われていたので、既に湾曲し始めてそのまま放置すると大きな工事となり、その出費も大変なので、木材の破風は板金で保護しました。
最後に足場の養生シートを撤去し、視界的に開けた状態になったら再度建物全体の塗装の出来栄えを確認します。
このように見えなくなる建物の裏側も手抜きしません!
正面と同じようにしっかりと色むらなく仕上げます。
建物の外観も養生を外した段階で再度確認を行います。
確認後は足場を解体して作業完了です。
・・・が、今回はまだウッドデッキがあります。
今回は少し寸法を変更したので、基礎を直して現場で木材を加工しました。
基礎に合わせて加工する大工さんの技術も必要なところです。
今回は中庭があったので、そちらのデッキも仕上げました。
中庭のデッキは、構造を補強し、スノコを交換しました。
デッキの塗装も2回塗り、急所は3回塗っているので長持ちしてくれると嬉しいです。
完成後南面
完成後南西面
今回も綺麗に仕上がりました。