今年は久しぶりにもの凄い白蟻被害現場を診断しました。
地元川口市をはじめ、さいたま市、越谷市と被害案件がありました。
これからご紹介する現場は、大手ハウスメーカーで注文住宅として建築した築20年弱の住宅です。
建物は地盤沈下により傾斜し、白蟻の被害は2階の床梁までボロボロにしてしまいました。
建物の傾斜に関してもかなり重大なもので、基礎部と桁部で10センチ程度傾いているのではないかと思われます。
さて、今回は白蟻被害について皆様にも身近なものとして危機感を感じて事前の対策を講じて頂きたく、ご紹介させて頂きます。
下の写真が被害状況です。
とてもショッキングな画像ですよね?
土台部分ならまだしも、これが2階の梁だなんて!
被害は深刻です。
このように階段の側板まで被害にあっています。
さらに窓枠付近にも!
さて、この状態がどこまで及んでいるのか?
なんと、梁幅すべて被害に遭っていました。
つまり梁全てこの柱の区間は薄皮を残すようにやられていました。
梁の反対側も!
このように柱を超えて反対側の梁まで被害が及んでいました。
この画像からわかるように、大梁と小梁を接合している羽子板ボルトや柱の引抜を防止するホールダウン金物が取り付いている重要な部位が被害に遭っています。
今年(2017年)は白蟻の対応が例年に比べて多かったのですが、ここでご紹介した被害は群を抜いて凄まじいものでした。
みなさん、白蟻はあまり身近なものではない。
我が家は大丈夫、だなんて思っている方が非常に多いのですが、実は白蟻の被害はもっと身近に存在するのです。
前回の防蟻処理から5年以上経過している建物は、まずは専門業者に見てもらい、大事に至らないように十分なアフターメンテナンスが必要です。
当社の施工エリアは限られていますが出来るだけ対応させて頂きますので、気になる方はお気軽にご連絡下さい。
お気軽にお問い合せ下さい。