外壁塗装

ここでは外壁塗装を軽く考えて飛び込み営業などでコストパフォーマンス重視で契約してしまう方、若しくはどこにどのような基準で選定して頼めばいいのかわからないという方のために、少しでも参考にして頂けたらと思い、外壁塗装によるリフォーム事例を少しだけご紹介します。

外壁塗装は『たんなる外壁の塗替えと思ってはいけません。』
とび込み営業や折込チラシなどによるチラシで見積り依頼してしまうのは一番よくない結果を招きがちです。

特に塗装工事という業種は、新築としての仕事が急速に減っているので、現在はリフォームの仕事をメインにこなしている職人さんが多い職種です。仕事がリフォームに偏ると、どうしても新築時のような細かな仕事を忘れがちになります。だからこそ『適切な管理者が必要』なのです。

『当社では外壁塗装もすべて一級建築施工管理技士が施工を管理』します。
建物をトータル的に理解している技術者しか見れない盲点もたくさんございます。
建物の屋根と外壁は住まいを自然の驚異から守る大切な任務を担っています。

必要なメンテナンス時に適切なメンテナンスをしなければ、住宅の資産価値も大きく下落してしまうリスクを伴います。折角日々の生活で生活を切り詰めていても、ここで失敗したら高額なだけに通常よりも家計へのダメージが大きくなります。

これから外壁の塗替えについていくつかご紹介します。
一般的な住宅の外壁には、左官仕上げとサイディングがございますが、それら各素材ごとに塗替えが必要になります。

まずはじめに、「外壁塗料」の種類についてご説明します。
外壁の塗装は大きく分けて4種類もあるって知ってましたか?

フッ素
②アクリルシリコン
③ウレタン
④アクリル

この4種が一般的な塗料として使用されているものですが、①が一番高くて性能が良く、次いで②>③ときて、④が一番安くて性能が低い塗料となります。

具体的な塗料の性能は次のようなレベルになります。
アクリル⇒45年くらいで塗装の劣化がはじまる。
ウレタン⇒710年くらいで塗装の劣化がはじまる。
アクリルシリコン⇒1012年くらいで塗装の劣化がはじまる。
フッそ⇒1215年くらいで塗装の劣化がはじまる。

でも塗料の質でこんなにも品質が変わってしまうなんて普通の方はあまりわかりませんよね~
外壁の塗替えというのはリフォーム業界においてももっとも飛び込み営業が激しい業種ですから、何の基準も持たないで、へんな業者さんにつかまってしまい、④のアクリルで塗られちゃったら残念ですよね。
でもこれを見ている皆さんは大丈夫です。
あなたの家は少なくても②のシリコン塗料を使用することをお勧めします。

ちなみに④のアクリルは分譲マンションや分譲住宅によく使用されています。
最近の分譲住宅はほとんどサイディングになってきているので、塗料の心配は必要ありませんが、塗料という部分で心配なのは分譲マンションです。実際に日本でも大手トップ3に入る塗料メーカーさんにお聞きすると、価格の安い分譲マンションは、ほとんどこの④のアクリルを使用しているとのことです。

消費者は見せかけだけにだまされてしまい、というと言い方は悪いかもしれませんが、実際にマンションのような大規模な建築物において早期に塗替えをしなければいけないというのはかなりのリスクがありますよね!

それでもこの数年は品質問題が騒がれているので、少なくとも10年間は持つようにということで、ウレタンやシリコンが使用されるようになっています。ただそこまで購入者が理解してから購入する人はまずないに等しいでしょう。実際に多くの分譲マンションはかなり材料のコストダウン化が図られており、このような外装材から設備や内装まで綺麗に見せる工夫をしつつ、コストは最大限に圧縮しているのが事実です。

特に、足場を組むだけでも膨大な費用がかかるマンションは、少なくともシリコンを使って欲しいものです。住宅でも私が提案するのはよほどのことがない限りはシリコン塗料で、予算によってフッ素などもご提案しています。


下記は一般的なモルタル外壁に塗装された住宅のメンテナンス事例です。

塗装前の外観(さいたま市)
施工前建物全景
↑塗装前はこのようにごく普通のお宅です。
既存の外壁はモルタル仕上げにスタッコ吹付け仕上げとなっています。

塗装後の外観(さいたま市)
外観完成
↑塗装後はこのように生まれ変わりました。
こちらのお宅は道路面はジョリパットで仕上げました。
そして玄関廻りには輸入タイルを張りました。
外構もジョリパット仕上げですので統一感が出てとても高級感のある仕上がりになりました。
このようにジョリパット仕上げは輸入タイルとの併用により各素材力が高まります。

下の写真はALC外壁材に塗装で仕上げられたものです。(草加市)
塗装前の外壁
↑まだ見た目はそれほど劣化が目立ちませんが、既に新築から10年弱となり、よく見ると材料の塗料が劣化している箇所が目立ちました。ALC素材は、材料自体に水を吸い込む性質があるので、塗装面による保護がとても大切です。塗装で保護してあげなければ材料内のワイヤを腐らせてしまうからです。

塗装後の仕上げ状況(草加市)
外壁塗装後ALC
↑塗装後はこのように綺麗になりました。
中央に色違いのラインを入れました。

続いてサイディング外壁のメンテナンスについてご紹介します。
一般的にモルタル外壁だと塗装の塗替えが必要ですが、サイディング外壁は不要だと考えている方もいらっしゃるようです。
しかし実際にはモルタル外壁以上に早期にメンテナンス時期が到来するのがこのサイディングによる外壁仕上げです。

サイディングは、材料の継ぎ手や「出すみ」「入りすみ」には【充てん材】という特殊素材で仕上げますが、この充てん材は日差しが厳しい部位ですと5年程で既に劣化しているケースもございます。

全体的に考えても10年という期間で考えるのは少し厳しいかと思います。
やはり充てん材の交換を7年程から考えなければならないと考えます。
特に充てん材の交換には足場が必要になりますので、そこで一緒に外壁塗装もしたほうが経済的かと思います。

サイディングの塗装前(川口市)
サイディング塗装前
↑このように写真ではあまり劣化していないように見えないのですが、実際には充てん材部分はほぼすべて劣化していたのと、サイディング素材も手で触ると劣化した塗装が手に着いてしまうという事象がみられました。

サイディング外壁の塗装後(川口市)
サイディング外壁塗装後
↑ほぼ同じ色で塗装したのであまり外観に変化が見られませんが、とても綺麗に仕上がりました。何より充てん材部分を改修できたことがよかったと思います。

充てん材の劣化
外壁充てん材の劣化
↑最後にサイディング外壁の充てん材が劣化して取れている事例を紹介します。
上の写真にて「よこ充てん材」がとれてしまっているのがわかります。
このようにサイディングは見た目が綺麗でも充てん材が先に劣化します。

以上、ここでは一般的な「モルタル外壁」と注文住宅などでよく使用される「ALC」、そして現在主流である「サイディング」についていくつかメンテナンスのBeforeAfterをご紹介させて頂きました。